動物病院コラム
2016年1月14日 木曜日
ペットの口臭、気になりませんか?
ワンちゃん・ネコちゃんも、人間同様にお口のトラブルに見舞われます。
通常、歯の見える部分(歯冠)は白いエナメル質に覆われています。
その部分に薄い黄色の汚れや茶色の塊がついていませんか?
それは歯石が付着しはじめているのかも知れません。
歯石は食事の食べカスが変化したものですが、その中には無数の細菌が繁殖しています。
歯石があると、その周囲の歯肉が刺激を受けて「歯肉炎」となります。
歯肉は炎症により腫れたり出血したりして「歯肉ポケット」が作られます。
歯肉ポケットが形成されると、そこから歯の根っこ(歯根)に細菌やその毒素が侵入して、
歯の周りの骨(歯槽骨)を破壊していきます。
この状態を「歯周炎」と言います。
下の写真をご覧ください。
真ん中にある大きな歯の右側の歯根は、歯周炎により周りの骨が破壊されています(赤矢印)。
この歯は触ってもグラグラしておらず、ご飯も普通に食べれていました。
このように、見えないところで進行しているのが歯周炎なのです。
口臭が気になる、歯石が付き始めている、いつのまにか歯が抜けていた等、
お口にトラブルを感じたら、気軽にご来院、ご相談ください。
獣医師 高木
通常、歯の見える部分(歯冠)は白いエナメル質に覆われています。
その部分に薄い黄色の汚れや茶色の塊がついていませんか?
それは歯石が付着しはじめているのかも知れません。
歯石は食事の食べカスが変化したものですが、その中には無数の細菌が繁殖しています。
歯石があると、その周囲の歯肉が刺激を受けて「歯肉炎」となります。
歯肉は炎症により腫れたり出血したりして「歯肉ポケット」が作られます。
歯肉ポケットが形成されると、そこから歯の根っこ(歯根)に細菌やその毒素が侵入して、
歯の周りの骨(歯槽骨)を破壊していきます。
この状態を「歯周炎」と言います。
下の写真をご覧ください。
真ん中にある大きな歯の右側の歯根は、歯周炎により周りの骨が破壊されています(赤矢印)。
この歯は触ってもグラグラしておらず、ご飯も普通に食べれていました。
このように、見えないところで進行しているのが歯周炎なのです。
口臭が気になる、歯石が付き始めている、いつのまにか歯が抜けていた等、
お口にトラブルを感じたら、気軽にご来院、ご相談ください。
獣医師 高木
投稿者 香椎ペットクリニック