動物病院コラム

2017年4月 3日 月曜日

スケーリング

飼われている子のお口の中は歯石がついていたり、臭いがキツくなったりしていませんか?

ついてしまった歯石を放っておくと炎症を起こして、歯肉炎や歯周病を引き起こしてしまいます。
ひどい場合は歯石が歯の根元まで入り込み、歯肉が退縮すると歯根が露出して歯がグラグラしてしまいます。
他にも重度の歯石沈着によって膿瘍ができて目の下あたりが腫れてしまうことがあり、こうなってしまうと歯を抜く処置をしなければなりません。
さらに歯石が原因となるのは口腔内の病変だけでなく、口腔内で繁殖してしまった細菌が血液に侵入して全身にまわり心臓、肝臓、腎臓などの内部臓器に炎症を引き起こしてしまう場合があります。

これらのことを防ぐためにも当院では定期的なスケーリングをお勧めしています。

スケーリングは超音波スケーラーを使って歯石の除去をします。全身麻酔下で行いますので歯の表面だけでなく歯の根元までキレイに歯石を除去することができます。
また、歯石の除去だけではなく口腔内の細菌により軟化してしまった歯の表面や、炎症を起こしてしまった歯肉の表面も除去します。
そして最後にスケーリングでできた歯の表面の細かい傷を研磨剤で研磨して歯石が付きにくい歯に仕上げます。

またスケーリング時には歯のレントゲンを撮影するので抜歯をしなければならない歯も見つけることができます。

これらのスケーリングを行うには全身麻酔が不可欠です。
当院では全身麻酔の前に血液検査、レントゲン検査、超音波検査などの全身検査を行っておりますので、定期健診も兼ねてスケーリングをやってみてはいかがでしょうか?
飼われている子のお口の環境をより良くしていきましょう!

獣医師  木場


投稿者 香椎ペットクリニック