動物病院コラム
2017年8月21日 月曜日
CT検査vol.2
前回のコラムで当院で扱っている80列のCTを簡単に紹介させていただきましたが、
今回はその80列のCTだからこそ撮影できた症例を紹介いたします。
紹介するのは自宅で元気がないという主訴で来院した犬の症例です。
諸検査にて大きな異常は認めず、ただ、症状として頭を下げて上目使いをする仕草が見られました。
首に異常がある可能性があり、レントゲン撮影をしましたが、
大きな異常は認められませんでした。
次にすすむべき検査としては、CTかMRIか。
MRIは全身麻酔が必要な検査です。老齢の子や調子が悪い子のリスクは避けられません。
CTも通常は麻酔が必要ですが、当院の80列のCTであれば、大人しい子であれば鎮静も必要なくCTが撮影できます。
そしてCT検査の結果では...なんと首の椎間板ヘルニアが見つかりました。
写真は動物の首を3Dに構築したものです。
丸で囲ったものが漏れ出てしまったヘルニア(髄核)です。
ポコっと出でいるのが確認できますね。
本来ならば椎間板ヘルニアなどの検査ではMRI検査が検出しやすいのですが、
今回の症例では幸いにもヘルニアが石灰化していたのでCT検査でも確認することができました。
今回のようにレントゲン検査だけではわからないようなものがCT検査によって原因が判明することがあります。
これからも今回のような症例をどんどん紹介していきますので、CT検査について詳しく知りたい方は当院までご相談下さい。
獣医師 木場
今回はその80列のCTだからこそ撮影できた症例を紹介いたします。
紹介するのは自宅で元気がないという主訴で来院した犬の症例です。
諸検査にて大きな異常は認めず、ただ、症状として頭を下げて上目使いをする仕草が見られました。
首に異常がある可能性があり、レントゲン撮影をしましたが、
大きな異常は認められませんでした。
次にすすむべき検査としては、CTかMRIか。
MRIは全身麻酔が必要な検査です。老齢の子や調子が悪い子のリスクは避けられません。
CTも通常は麻酔が必要ですが、当院の80列のCTであれば、大人しい子であれば鎮静も必要なくCTが撮影できます。
そしてCT検査の結果では...なんと首の椎間板ヘルニアが見つかりました。
写真は動物の首を3Dに構築したものです。
丸で囲ったものが漏れ出てしまったヘルニア(髄核)です。
ポコっと出でいるのが確認できますね。
本来ならば椎間板ヘルニアなどの検査ではMRI検査が検出しやすいのですが、
今回の症例では幸いにもヘルニアが石灰化していたのでCT検査でも確認することができました。
今回のようにレントゲン検査だけではわからないようなものがCT検査によって原因が判明することがあります。
これからも今回のような症例をどんどん紹介していきますので、CT検査について詳しく知りたい方は当院までご相談下さい。
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック