動物病院コラム
2017年11月19日 日曜日
CT検査vol.4
今回はCT画像の色々な見え方のモードを紹介させていただきます。
基本的にCTの断面像をMPR画像といいます。MPRとは「multi planar reconstruction」の略で日本語にすると「多断面再構成像」になります。
MPR画像は基本的に体に水平、縦切り、横切りの3つの断面像があり、それぞれ体軸断面(アキシャル)、矢状断面(サジタル)、冠状断面(コロナル)といいます。
またこれらの断面像を構築して3D画像も作ることができ、立体的に体をみることができます。
3D画像には色々な見え方のモードがあるので、見たい体の部位によって見えやすいモードに切り替えて画像を見ていきます。
以下に、いくつかのモードの3D画像を紹介します。

これは骨のみの3D画像で、たとえば骨折の有無や、どんな折れ方をしているのかを見たい時に使います。

これは肺の形を確認するのに適しており、気胸や胸部の腫瘍などがある時など見やすいです。

これは血管や尿管などの細い管を見るのに適しており、門脈シャントでできてしまった血管の位置の確認などしやすいです。
上記のように、見たい臓器や確認したい疾患によって、色々なモードで画像を構築して見ていきます。
また上記以外にもまだまだたくさんのモードがあるので、随時紹介していきたいと思います。
獣医師 木場
基本的にCTの断面像をMPR画像といいます。MPRとは「multi planar reconstruction」の略で日本語にすると「多断面再構成像」になります。
MPR画像は基本的に体に水平、縦切り、横切りの3つの断面像があり、それぞれ体軸断面(アキシャル)、矢状断面(サジタル)、冠状断面(コロナル)といいます。
またこれらの断面像を構築して3D画像も作ることができ、立体的に体をみることができます。
3D画像には色々な見え方のモードがあるので、見たい体の部位によって見えやすいモードに切り替えて画像を見ていきます。
以下に、いくつかのモードの3D画像を紹介します。

これは骨のみの3D画像で、たとえば骨折の有無や、どんな折れ方をしているのかを見たい時に使います。

これは肺の形を確認するのに適しており、気胸や胸部の腫瘍などがある時など見やすいです。

これは血管や尿管などの細い管を見るのに適しており、門脈シャントでできてしまった血管の位置の確認などしやすいです。
上記のように、見たい臓器や確認したい疾患によって、色々なモードで画像を構築して見ていきます。
また上記以外にもまだまだたくさんのモードがあるので、随時紹介していきたいと思います。
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック