動物病院コラム
2018年2月25日 日曜日
乳腺腫瘍
今回は、犬の乳腺腫瘍の部分摘出についてお話しします。
まずは写真をご覧下さい。
矢印で囲まれた部分が、乳腺腫瘍です。
このような乳腺腫瘍は、外科的摘出が第一選択となります。
外科的摘出には全身麻酔が必要になるので、
術前検査として、血液検査、レントゲン検査、エコー検査、尿検査を行ないます。
更に、このような腫瘍性疾患の場合には、
現時点で肺に転移が見られるかどうかが、重要なポイントになります。
当院では、80列CTでそれを確認していきます。
この症例では、肺に転移像は見られませんでした。
しかし、乳腺腫瘍の近くのリンパ節が反対側と比べると、
軽度に腫大していました。
これもCTで確認していきます。
矢印で囲んだ二つの塊のうち、一つが大きいことがわかります。
これらを確認した上で、手術を行っていきます。
術後の傷はこのようになりました。
腫瘍だけでなく、付属するリンパ節を含み、大きく切除しました。
犬の乳腺腫瘍は、50%の確率で悪性と言われています。
人間同様、早期発見と的確な切除が大事になってきます。
乳腺腫瘍に関して何かありましたら、
遠慮なくご相談ください。
獣医師;河野
まずは写真をご覧下さい。
矢印で囲まれた部分が、乳腺腫瘍です。
このような乳腺腫瘍は、外科的摘出が第一選択となります。
外科的摘出には全身麻酔が必要になるので、
術前検査として、血液検査、レントゲン検査、エコー検査、尿検査を行ないます。
更に、このような腫瘍性疾患の場合には、
現時点で肺に転移が見られるかどうかが、重要なポイントになります。
当院では、80列CTでそれを確認していきます。
この症例では、肺に転移像は見られませんでした。
しかし、乳腺腫瘍の近くのリンパ節が反対側と比べると、
軽度に腫大していました。
これもCTで確認していきます。
矢印で囲んだ二つの塊のうち、一つが大きいことがわかります。
これらを確認した上で、手術を行っていきます。
術後の傷はこのようになりました。
腫瘍だけでなく、付属するリンパ節を含み、大きく切除しました。
犬の乳腺腫瘍は、50%の確率で悪性と言われています。
人間同様、早期発見と的確な切除が大事になってきます。
乳腺腫瘍に関して何かありましたら、
遠慮なくご相談ください。
獣医師;河野
投稿者 香椎ペットクリニック