動物病院コラム
2019年1月16日 水曜日
CT検査vol.17
今回はいろんなものを誤食してしまった子達のCT画像を紹介していきます。
犬も猫も人間と違って食べちゃいけないものの判断ができないので、いろんなものを口にしてしまいます。
食べ物ではあるけど動物たちにとって中毒を起こすものから、食べ物ではないものまでつい飲み込んでしまうことがあります。
今回は、その中で画像で確認できるようなものを食べてしまった動物たちのCT画像をお見せします。
これは横からの断面画像ですが、胃の中に赤い矢印で示した白い線状のものが異物です。
この画像だけだと、異物が棒状のもののようにみえます。
次に正面からの断面画像をみてみましょう。
赤い線で囲った中にある白いものが異物です。
さっきの画像と合わせてみると、何か薄い平べったいものに見えます。
異物を飲み込んでるのは確認できたので、内視鏡で取り除いてみると、シール(キャラクターもの)でした。
これは赤い矢印で示した数カ所の白い部分が異物ですが、どの断面でみても同じように見えました。
いくつかの異物を飲み込んだのかとも思いましたが、これも内視鏡でとってみると、ウェットティッシュを2~3枚飲み込んでいました。
柔らかい物だとどんな形をしているかわからないですね。
これらの異物は正確になんなのかは取り除かないとわかりませんでしたが、次にお見せするものは形がはっきりとしていたので、何を食べたか一目瞭然でした。
何かわかりますか?
何かの実のように見えますが、これは桃の種です。
わかる人は画像だけですぐわかったと思います。
正直僕は桃の種がこんな形をしているとは知りませんでしたが。笑
これらの紹介した動物たちは、みんな胃の中にあったので内視鏡で取り除くことができましたが、腸に流れて詰まってしまうことがあります。
そうなると、お腹を開けて取り除かなければいけなくなってしましいます。
動物たちは、自分で食べてはいけないものを判断するのが難しいので、変なものを食べないように気をつけましょう!
獣医師 木場
犬も猫も人間と違って食べちゃいけないものの判断ができないので、いろんなものを口にしてしまいます。
食べ物ではあるけど動物たちにとって中毒を起こすものから、食べ物ではないものまでつい飲み込んでしまうことがあります。
今回は、その中で画像で確認できるようなものを食べてしまった動物たちのCT画像をお見せします。
これは横からの断面画像ですが、胃の中に赤い矢印で示した白い線状のものが異物です。
この画像だけだと、異物が棒状のもののようにみえます。
次に正面からの断面画像をみてみましょう。
赤い線で囲った中にある白いものが異物です。
さっきの画像と合わせてみると、何か薄い平べったいものに見えます。
異物を飲み込んでるのは確認できたので、内視鏡で取り除いてみると、シール(キャラクターもの)でした。
これは赤い矢印で示した数カ所の白い部分が異物ですが、どの断面でみても同じように見えました。
いくつかの異物を飲み込んだのかとも思いましたが、これも内視鏡でとってみると、ウェットティッシュを2~3枚飲み込んでいました。
柔らかい物だとどんな形をしているかわからないですね。
これらの異物は正確になんなのかは取り除かないとわかりませんでしたが、次にお見せするものは形がはっきりとしていたので、何を食べたか一目瞭然でした。
何かわかりますか?
何かの実のように見えますが、これは桃の種です。
わかる人は画像だけですぐわかったと思います。
正直僕は桃の種がこんな形をしているとは知りませんでしたが。笑
これらの紹介した動物たちは、みんな胃の中にあったので内視鏡で取り除くことができましたが、腸に流れて詰まってしまうことがあります。
そうなると、お腹を開けて取り除かなければいけなくなってしましいます。
動物たちは、自分で食べてはいけないものを判断するのが難しいので、変なものを食べないように気をつけましょう!
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック