動物病院コラム
2019年8月24日 土曜日
胃内異物
今回は誤食による胃内異物の症例をご紹介します。
まずはこちらの写真をご覧下さい。
胃(画像右側のまだら模様の部分)に内容物があるのは分かりますが、この画像だけでは異常があるとは判断できません。
しかしオーナー様より1時間前に紐や草などを飲み込んだとの主訴があったため、お薬を使い催吐処置を実施しました。
すると......
大量の草と紐がでてきました。
次の症例の写真です。
明らかに胃の中に金属性の異物が確認できます。
この症例では異物が大きく硬いため、催吐や内視鏡による摘出では胃や食道を傷つける恐れがあったので、開腹して胃切開をせざるを得ませんでした。
摘出された物がこちらです。
布の部分はレントゲンには写っていなかったことがわかります。
このように、胃内異物は検査で簡単に判断できる場合もあればオーナー様のお話から分かることもあります。
また、異物の大きさや形状、硬さなどによって治療法(摘出法)が変わります。
摂取した異物の性状によっては様子を見る場合もあります。
1番大切なことは異物摂取を予防することです。そのために日頃から注意して頂ければと思います。
獣医師 永松
まずはこちらの写真をご覧下さい。
胃(画像右側のまだら模様の部分)に内容物があるのは分かりますが、この画像だけでは異常があるとは判断できません。
しかしオーナー様より1時間前に紐や草などを飲み込んだとの主訴があったため、お薬を使い催吐処置を実施しました。
すると......
大量の草と紐がでてきました。
次の症例の写真です。
明らかに胃の中に金属性の異物が確認できます。
この症例では異物が大きく硬いため、催吐や内視鏡による摘出では胃や食道を傷つける恐れがあったので、開腹して胃切開をせざるを得ませんでした。
摘出された物がこちらです。
布の部分はレントゲンには写っていなかったことがわかります。
このように、胃内異物は検査で簡単に判断できる場合もあればオーナー様のお話から分かることもあります。
また、異物の大きさや形状、硬さなどによって治療法(摘出法)が変わります。
摂取した異物の性状によっては様子を見る場合もあります。
1番大切なことは異物摂取を予防することです。そのために日頃から注意して頂ければと思います。
獣医師 永松
投稿者 香椎ペットクリニック