動物病院コラム

2020年6月16日 火曜日

CT検査vol.28

今回はCT検査をしておいて良かったなと思った症例を紹介いたします。

紹介する症例の子はもともと、身体を痛がるとのことで来院されましたが、触診では腰や足などを触っても痛がる様子はありませんでした。

ただ、顔の方を触ると痛いのか触ると怒って噛みにくる感じでした。

よく診ると、歯石がかなりついており、口の中の炎症が酷くて痛みがあるのかな?とこの時は思っていました。

なので、おそらく抜歯もあるであろう歯科処置をすすめて処置をすることになりました。
同時にCT検査もすすめたところ、了承も得られたので歯科処置前に撮影しました。






CT画像をみて驚きました。
右の顎が折れてる...(赤い線が骨折している部分です)
だから、顔触ると怒っていたのかあ。

歯もかなり悪かったので、歯根膿瘍がひどく顎の骨が溶けて薄くなっているところに衝撃が加わり折れたのだと思われます。

正直、よく顎が骨折している状態でご飯食べれていたなあと思いました。笑

今回は歯科処置前にCT検査をして良かったと思います。
折れてしまうくらい顎の骨が脆くなっていたのがわかっていたので、いつもより慎重に歯科処置を行うことができました。
下手をすると、抜歯の際に顎をまた骨折させてしまう危険性がありましたので。

みなさんが飼われてる犬や猫も、口の中の炎症が酷くなる前にに定期的にスケーリングをして行きましょう。
たかが歯、されど歯です!



獣医師 木場



投稿者 香椎ペットクリニック

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