動物病院コラム

2021年5月 5日 水曜日

徒然なるままに

書いてみたいと思います。
暇というわけではないのですが(笑)。

先日、雁の巣レクレーションセンターに行くことがありまして。
4月だというのに、蝉の鳴き声がするんですね。
私、知らなかったのです。
春蝉という存在を。
wikipediaによると、
「マツ林に生息する小型のセミで、和名通り春に成虫が発生する。晩春や初夏を表す季語「松蝉」(まつぜみ)はハルゼミを指す。」とのことです。
まだまだ知らないことがいっぱいあるんだなぁ、と。
松林に近づいてみたんですが、その姿を直接見ることはできませんでした。
翌週行った時には、鳴き声もしませんでした。
儚いものです。
絶滅危惧種指定されてるみたいです。

儚いで言うと、、、若い頃によく聞いた音楽のミュージシャンの訃報をよく目にします。
ドラマーのPONTAさん、キーボーディストの和泉宏隆さん、ギタリストの和田アキラさんなど。。。
そりゃそうですよね、かれこれ30年くらい経ってるんですから。
上記ミュージシャンのプレイを、今でも車で爆音で聴くこともしばしば。
時の流れを感じずにはいられません。
命と時間は、脈々と、刻々と、紡がれていきます。

命といえば、、、3月に人生初の全身麻酔を経験しました。
動物達には無数に全身麻酔を施していたのに(笑)。
全身麻酔ですが、導入薬を注射された時に全身の血管がふわっと温かい感覚があった以降、全く記憶にございません(笑)。
気づいたら車椅子で入院室に移動していました。
なので、手術や麻酔に関しては全く憶えてないので、怖さも何もありません。
どんな手術をしたかと言うと、副鼻腔炎に対するものです。
詳細は割愛しますが、術後3日間の出血と発熱と口呼吸(ガーゼが鼻に詰められているため)、これは辛かったです。
そんな中、看護師さん達が心配してくれて、色々優しくケアしてくれました。
術後は、症状はかなり改善しQOLは上昇、満足していますが、この手術は2度と受けたくないです(笑)。

私の仕事には、動物達に全身麻酔をかけ、手術を施すことも多いです。
術後の管理は主に動物看護師さん達にお願いしています。
獣医師は手術や処置を行いますが、その後のケアをしてくれるのは動物看護師さんです。
入院中に不安な気持ちになっている動物達に、優しく声をかけ続けるのも、動物看護師さんです。
動物看護師さんがいるから、外来や手術に専念できるのです。
感謝しかありません。

徒然なるままに書いてみましたが、いつも症例報告が多いので、たまには良いでしょう(笑)。

獣医師;河野







投稿者 香椎ペットクリニック

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