動物病院コラム
2021年10月 3日 日曜日
猫の便秘②
猫の便秘②
以前にも猫の便秘についてご紹介させていただきましたが、今回の症例は今までで一番大変な症例でした。
かかりつけの病院で1週間ほど入院して点滴をしながら浣腸をしていたそうですが、全く効果がなく当院に来院されました。
当院に来院された際のレントゲン画像がこちらです。
便の塊が白っぽく映っております。
この症例は体重が9㎏を超えており肥満体形でした。
4㎏程の猫であれば腹部の触診で便を蝕知しながら浣腸などの処置が可能ですが、
今回の症例では不可能でした。
当院でも何度か浣腸にトライしましたが全く改善が認められなかったため、全身麻酔下で開腹して
結腸を切開して直接的に便を除去しました。
便秘の原因のひとつに肥満があげられますが、肥満だと便秘になるだけでなくその後の治療も大変になるということを思い知りました。
体重管理には気を付けましょう。
獣医師;永松
以前にも猫の便秘についてご紹介させていただきましたが、今回の症例は今までで一番大変な症例でした。
かかりつけの病院で1週間ほど入院して点滴をしながら浣腸をしていたそうですが、全く効果がなく当院に来院されました。
当院に来院された際のレントゲン画像がこちらです。
便の塊が白っぽく映っております。
この症例は体重が9㎏を超えており肥満体形でした。
4㎏程の猫であれば腹部の触診で便を蝕知しながら浣腸などの処置が可能ですが、
今回の症例では不可能でした。
当院でも何度か浣腸にトライしましたが全く改善が認められなかったため、全身麻酔下で開腹して
結腸を切開して直接的に便を除去しました。
便秘の原因のひとつに肥満があげられますが、肥満だと便秘になるだけでなくその後の治療も大変になるということを思い知りました。
体重管理には気を付けましょう。
獣医師;永松
投稿者 香椎ペットクリニック