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その他の手術・治療

異物取り除き手術・内視鏡手術

異物取り除き手術・内視鏡手術

犬の誤飲事故は多く見られます。
嘔吐可能な異物であり、摂取直後であれば催吐処置により異物を吐き出させることもありますが、半日ほど経つと胃から十二指腸に入ってしまいます。
胃、十二指腸に入っている場合は、内視鏡を使って取り出すことができます。

何かを誤飲してしまった後、すぐには変化が見られなくても、急に容態が悪くなってしまうこともあり、最悪の場合命に関わることもあります。
おもちゃなどで遊ばせる場合は、オーナー様が一緒に遊んであげたり、しっかり様子を見ていてあげてください。
また、与えるおもちゃや周囲の環境は、危険のないように配慮してあげましょう。

歯石取り(スケーリング)

歯石取り(スケーリング)

人間と同様、歯石はペットの歯周病を悪化させる原因といわれています。
放っておくと口臭だけでなく重度の歯周病になり、歯が抜けてしまう可能性が高まります。
人間でもいわれていますが、歯が抜けるだけでなく、歯の根元にバイ菌が入り込み心臓や腎臓などの臓器へ影響することもありますので歯のお手入れはとても大切です。

予防方法は、家庭で犬用歯ブラシまたは子ども用歯ブラシで磨いていただくことです。
歯石がたまった場合は、当院では全身麻酔をかけてデンタルユニットを用いて歯石を取り除きます。
所要時間はおよそ30分〜1時間くらいです。

抜歯

犬は虫歯がほとんどない動物ですが、上に書いたように歯石は溜まっていきます。
歯石は細菌の住処(病原巣)となり、次第に歯根や歯肉といった歯周が壊されて、終いには歯が病的に抜けてしまいます。
歯の根元がぐらぐらしているときや、歯の芯となっている部位が見えてしまっている場合は、抜歯の対象となります。
また健康に見えてる歯でも当院では歯科用レントゲンを用いて歯根(歯茎に埋まっている部分)を評価し、抜歯が必要か不要かを判断します。
奥歯の細菌が鼻や目の下にまで広がり、膿が溜まっている場合なども、それらの症状の改善のために抜歯を行うこともあります。