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軟部外科手術

体表の腫瘤や腫瘍に代表される軟部組織の手術を「軟部外科手術」と呼びます。
ここではその2つのことについてご紹介します。

ガン・腫瘍の手術

腫瘍は消化管や肝臓、腎臓といった内蔵だけでなく、乳腺腫瘍のように体表にもできます。
腫瘍の切除が治療である疾患であれば手術により腫瘍を切除します。
当院では組織の切開と凝固を同時に行うことのできる手術器具を用いて行うため、手術時間の短縮や患者さんの体への負担を減らすことができます。
乳腺腫瘍について
乳腺腫瘍とは
乳腺腫瘍

個体差がありますが、雌犬にはだいたい5対10個の乳房があります。
「乳腺腫瘍」とは雌の乳房もしくはその付近の皮下にしこりが現れる病気で、雌犬に多い病気の1つです。
発情を繰り返し、避妊手術を行っていない高齢犬ほど発生率が高くなります。

乳腺腫瘍の手術内容
当院では、高齢の動物で単一の良性腫瘍であれば腫瘤だけを取り除く手術も可能です。
そうすることで、ペットたちの痛みを最小限に抑えるように配慮しています。
腫瘤が悪性腫瘍が疑われる場合は切除範囲が広くなることがあります。
小さい腫瘍切除の場合は日帰りでも可能ですが、範囲が広い場合や複数の腫瘍がある場合などは、入院していただくこともあります。
乳腺腫瘍の予防
繁殖を望まない場合に最も良い予防法は、避妊手術で卵巣を切除する事です。
卵巣の切除によって、乳腺腫瘍になる確率が激減します。
また、予防のためには、できるだけ半年に1度、少なくとも年に1度は定期検診に来て頂くと良いでしょう。

外傷手術

ケンカや事故などで、皮膚が切れたり裂けたりしている場合は、縫合手術を行います。
ひどい外傷の場合は緊急を要する手術の場合が多いですが、当院では2台の手術台と豊富なスタッフで、迅速に対応を行うことができます。
手術後は、症状に応じて入院していただく場合もあります。