動物病院コラム
2016年9月26日 月曜日
息苦しさの原因は?
とある高齢のワンちゃんですが、いつもの晩御飯(ドライフード)を食べて、いつもの食後のジャーキーもペロリと食べました。
しかし、その直後に食べたものを戻してしまい、それから呼吸が苦しそうという症状で翌日に来院されました。
嘔吐した時に食道に食べたものが戻って詰まっているのかもと思い、レントゲン撮影を行いましたが、食道に閉塞を疑う所見はありません。
試しに少し食事をあげてみたら普通に食べました。でも心なしか息苦しそうにしています。
様子を観察しているとと何度かくしゃみをして、少し鼻水が出ています。口の中を見ると、重度の歯石が付いていました。当初は「くしゃみ、鼻水はこの重度に付いてる歯石のせいかな?」と思っていましたが、何か違和感が・・・
さらにお話を聞くと、このくしゃみ、昨夜の嘔吐の後から始まったらしい。
ということは、、、
オーナーさんに状況を説明して、内視鏡の検査を行いました。
その時の写真がこちらです。
この写真はジャーキーが鼻腔内(鼻の穴の奥)に挟まっている写真です。
恐らく、嘔吐の時にジャーキーの一部が口ではなく鼻の方に迷入してしまったと思われます。
内視鏡で確認後、無事に摘出いたしました。
その後、苦しそうな呼吸やくしゃみ、鼻水も改善しました(ちなみに内視鏡の処置の時に同時に歯石除去も行いました)
鼻にモノが詰まると、鼻を気にする仕草が見られることが多いですが、この症例は鼻を気にすることがありませんでした。このような症例もいるんだと勉強になりました。
鼻腔内異物は突然起こりますので、嘔吐をした時には呼吸の仕方にも注意をお払いください。
獣医師 高木
しかし、その直後に食べたものを戻してしまい、それから呼吸が苦しそうという症状で翌日に来院されました。
嘔吐した時に食道に食べたものが戻って詰まっているのかもと思い、レントゲン撮影を行いましたが、食道に閉塞を疑う所見はありません。
試しに少し食事をあげてみたら普通に食べました。でも心なしか息苦しそうにしています。
様子を観察しているとと何度かくしゃみをして、少し鼻水が出ています。口の中を見ると、重度の歯石が付いていました。当初は「くしゃみ、鼻水はこの重度に付いてる歯石のせいかな?」と思っていましたが、何か違和感が・・・
さらにお話を聞くと、このくしゃみ、昨夜の嘔吐の後から始まったらしい。
ということは、、、
オーナーさんに状況を説明して、内視鏡の検査を行いました。
その時の写真がこちらです。
この写真はジャーキーが鼻腔内(鼻の穴の奥)に挟まっている写真です。
恐らく、嘔吐の時にジャーキーの一部が口ではなく鼻の方に迷入してしまったと思われます。
内視鏡で確認後、無事に摘出いたしました。
その後、苦しそうな呼吸やくしゃみ、鼻水も改善しました(ちなみに内視鏡の処置の時に同時に歯石除去も行いました)
鼻にモノが詰まると、鼻を気にする仕草が見られることが多いですが、この症例は鼻を気にすることがありませんでした。このような症例もいるんだと勉強になりました。
鼻腔内異物は突然起こりますので、嘔吐をした時には呼吸の仕方にも注意をお払いください。
獣医師 高木
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL
2016年9月11日 日曜日
子犬がうちにやってきたら、、、
ペットショップ、ブリーダー、知人から譲り受ける等、
子犬を家族の一員として迎え入れるには、様々なルートがあります。
こんなかわいい子がやってきたらどうですか??
もうメロメロですよね?(笑)
つい甘やかしてしまいがちですが、そこは心を鬼に(までする必要はありませんが(笑))して、
末永いパートナーとしてお互い過ごせるよう、ある程度のしつけは必要です。
しつけには様々なやり方がありますが、個々のワンちゃん全てに対応するような優れたしつけは存在しません。
10匹の子犬がいれば10匹の個性があるためです。
ただひとつ言えるのは、本来ならまだ母犬や兄弟犬と過ごしているはずの時期だ、という事です。
これがしつけのヒントと言えると思います。
甘噛みのつもりがつい興奮して強く咬んでしまう、こんな時、母犬や兄弟犬だったらどんなリアクションをするでしょうか?
当然、怒られたり反撃されたりしますよね?
この怒ったり反撃する役割を果たせるのは飼い主さんしかいません。
そう、甘やかしてばかりじゃだめだということなんです。
あとは個々の性格に合わせていかにしつけていくか、、、
それを考えながら一喜一憂するのも、「家族の一員」ならではだと思います。
子犬の頃はしつけも大事ですが、様々な感染症のリスクもあります。
何か変わった事があればすぐに相談できる、かかりつけの病院があると良いでしょう。
当院でも、種々の感染症の検査・治療やワクチンなど多数取り揃えております。
お気軽にご相談ください。
獣医師;河野
子犬を家族の一員として迎え入れるには、様々なルートがあります。
こんなかわいい子がやってきたらどうですか??
もうメロメロですよね?(笑)
つい甘やかしてしまいがちですが、そこは心を鬼に(までする必要はありませんが(笑))して、
末永いパートナーとしてお互い過ごせるよう、ある程度のしつけは必要です。
しつけには様々なやり方がありますが、個々のワンちゃん全てに対応するような優れたしつけは存在しません。
10匹の子犬がいれば10匹の個性があるためです。
ただひとつ言えるのは、本来ならまだ母犬や兄弟犬と過ごしているはずの時期だ、という事です。
これがしつけのヒントと言えると思います。
甘噛みのつもりがつい興奮して強く咬んでしまう、こんな時、母犬や兄弟犬だったらどんなリアクションをするでしょうか?
当然、怒られたり反撃されたりしますよね?
この怒ったり反撃する役割を果たせるのは飼い主さんしかいません。
そう、甘やかしてばかりじゃだめだということなんです。
あとは個々の性格に合わせていかにしつけていくか、、、
それを考えながら一喜一憂するのも、「家族の一員」ならではだと思います。
子犬の頃はしつけも大事ですが、様々な感染症のリスクもあります。
何か変わった事があればすぐに相談できる、かかりつけの病院があると良いでしょう。
当院でも、種々の感染症の検査・治療やワクチンなど多数取り揃えております。
お気軽にご相談ください。
獣医師;河野
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL