動物病院コラム
2020年10月20日 火曜日
ぽんずちゃんの成長記録②
今回は我が家の愛犬ぽんずちゃんの近況を報告します。
お仕事がある日はお家でお留守番をしてもらっているのですが、ときおりいたずらをしている時があります。具体的にはペットシーツをビリビリにしていたり靴下をぐちゃぐちゃにしていたりなどです。
いたずらをしているときは、玄関のドアを開けた時のリアクションが変わるのですぐにわかります(笑)
まだ遊びたい盛りですし、お留守番のストレスもあるんでしょう。
お休みの日は一緒に外に出てストレス発散を心がけています。
これは海に行った時の写真です。はじめての海に興奮してました。
これはドックランに行った時の写真です。
今まで2回行ったのですが、1回目は怖がって全く動かなかったのですが、2回目はほかのワンちゃんと少しコミュニケーションをとっていたので成長を感じました。(笑)
9月末に1歳を迎えたのでケーキを食べさせるとびっくりするくらいよろこんました。
またかわいい写真をお見せいたします。(笑)
獣医師;永松
お仕事がある日はお家でお留守番をしてもらっているのですが、ときおりいたずらをしている時があります。具体的にはペットシーツをビリビリにしていたり靴下をぐちゃぐちゃにしていたりなどです。
いたずらをしているときは、玄関のドアを開けた時のリアクションが変わるのですぐにわかります(笑)
まだ遊びたい盛りですし、お留守番のストレスもあるんでしょう。
お休みの日は一緒に外に出てストレス発散を心がけています。
これは海に行った時の写真です。はじめての海に興奮してました。
これはドックランに行った時の写真です。
今まで2回行ったのですが、1回目は怖がって全く動かなかったのですが、2回目はほかのワンちゃんと少しコミュニケーションをとっていたので成長を感じました。(笑)
9月末に1歳を迎えたのでケーキを食べさせるとびっくりするくらいよろこんました。
またかわいい写真をお見せいたします。(笑)
獣医師;永松
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL
2020年10月13日 火曜日
CT検査vol.31
今回紹介する症例は、水腎症の猫です。
腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱に溜まり排尿で外に出ていくのが正常ですが、
腎臓や尿管で閉塞が起こってしまい、腎臓に尿がたまってしまうことがあります。
これを水腎症といいます。
水腎症には先天的なものと後天的なものがあり、後天的なものは結石や腫瘍などが原因で発症します。
今回の症例のCT画像をみていきましょう。
赤い線で囲ってあるものが右の腎臓で、青い線で囲ってあるものが左の腎臓です。
右の腎臓は正常で、CT検査で造影剤を使用して撮影すると通常このようにみえますが、左の腎臓は水腎症になったおり、液体が溜まっているような見え方になっています。
CT画像で確認したところ、この症例に関しては、結石も腫瘍性のものもなく、症状も全くなくまだ若い猫だったので、先天的に腎臓に奇形があり水腎症になってしまったと思われます。
血液検査でも尿検査でも、腎臓の機能自体は正常に働いていました。
ただ、腎臓は左右に二つあるので、一つが正常に機能していると血液検査や尿検査でも異常値が出ないことはあります。
この水腎症になった腎臓が機能しているのかどうかも、造影剤を使用したCT検査で判断することができます。
赤い線で挟んでいる線が右の正常な腎臓の尿管で、青い線で挟んでいる線が左の水腎症となった尿管です。
良くみると、右の尿管は造影剤が流れて白く染まっているのに対して、左の尿管は白く染まっておらず、造影剤が全く流れていないのが確認できます。
なので、左の水腎症となった腎臓は機能していないことがわかります。
このように、造影剤を使用したCT検査では腎臓の機能を評価することもできます。
今回の症例は現時点では、無症状で腎不全にもなっていなかったので治療の対象ではありませんでしたが、今後治療が必要なってくる場合もあるので、経過を見ていこうと思います。
獣医師 木場
腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱に溜まり排尿で外に出ていくのが正常ですが、
腎臓や尿管で閉塞が起こってしまい、腎臓に尿がたまってしまうことがあります。
これを水腎症といいます。
水腎症には先天的なものと後天的なものがあり、後天的なものは結石や腫瘍などが原因で発症します。
今回の症例のCT画像をみていきましょう。
赤い線で囲ってあるものが右の腎臓で、青い線で囲ってあるものが左の腎臓です。
右の腎臓は正常で、CT検査で造影剤を使用して撮影すると通常このようにみえますが、左の腎臓は水腎症になったおり、液体が溜まっているような見え方になっています。
CT画像で確認したところ、この症例に関しては、結石も腫瘍性のものもなく、症状も全くなくまだ若い猫だったので、先天的に腎臓に奇形があり水腎症になってしまったと思われます。
血液検査でも尿検査でも、腎臓の機能自体は正常に働いていました。
ただ、腎臓は左右に二つあるので、一つが正常に機能していると血液検査や尿検査でも異常値が出ないことはあります。
この水腎症になった腎臓が機能しているのかどうかも、造影剤を使用したCT検査で判断することができます。
赤い線で挟んでいる線が右の正常な腎臓の尿管で、青い線で挟んでいる線が左の水腎症となった尿管です。
良くみると、右の尿管は造影剤が流れて白く染まっているのに対して、左の尿管は白く染まっておらず、造影剤が全く流れていないのが確認できます。
なので、左の水腎症となった腎臓は機能していないことがわかります。
このように、造影剤を使用したCT検査では腎臓の機能を評価することもできます。
今回の症例は現時点では、無症状で腎不全にもなっていなかったので治療の対象ではありませんでしたが、今後治療が必要なってくる場合もあるので、経過を見ていこうと思います。
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL
2020年10月12日 月曜日
CT検査vol.30
今回は猫の歯根膿瘍の症例を紹介します。
もともとの主訴は、ご飯が食べにくそうとのことで来院されました。
最初に診て気付いたのが、下顎がしゃくれてるように思えました。
もちろん、もともとしゃくれている猫もいますが、良く診てみるとやや腫れているような感じがありました。
ただの腫れなのか、腫瘍なのか...
この段階では、歯石もかなり付いていたのと、まだ若い猫だったので歯根膿瘍からの腫れかなと思われました。
もともと、歯科処置も希望されていたので、歯科処置の前に腫瘍の可能性も考慮してCT検査を実施することができました。
青い丸でかかっている部分が、下顎の骨で、赤い線でなぞっている部分が腫れている箇所です。
腫れている部分には、造影剤が全体的に白く染まっており、あきらかな塊状物があるようにはみられませんでした。
さらに付近の下顎の犬歯の部分をみてみます。
一枚目は右下の犬歯で二枚目は左下の犬歯です。
少しわかりづらいですが、次の画像をみてみましょう。
これは一枚目の写真ですが、青い線でなぞっている部分が下顎の骨で、赤い線で囲っている部分が犬歯です。
これを、二枚目の画像と比較してみてみると、一枚目の犬歯の根元が抜けているようにみえ、溶けているのがわかります。
なので、下顎の犬歯が歯根膿瘍になっており、そこからの炎症で顎の先端が腫れている可能性が高まりました。
歯科処置で抜歯をしたところ、2〜3日で腫れは引いてきました。
今回は、炎症性の腫れだったので、処置後に改善が見られましたが、腫瘍の可能性ももちろんあります。
飼われている動物達に少しでも腫れを感じたら、
まずは病院に連れていきましょう。
獣医師 木場
もともとの主訴は、ご飯が食べにくそうとのことで来院されました。
最初に診て気付いたのが、下顎がしゃくれてるように思えました。
もちろん、もともとしゃくれている猫もいますが、良く診てみるとやや腫れているような感じがありました。
ただの腫れなのか、腫瘍なのか...
この段階では、歯石もかなり付いていたのと、まだ若い猫だったので歯根膿瘍からの腫れかなと思われました。
もともと、歯科処置も希望されていたので、歯科処置の前に腫瘍の可能性も考慮してCT検査を実施することができました。
青い丸でかかっている部分が、下顎の骨で、赤い線でなぞっている部分が腫れている箇所です。
腫れている部分には、造影剤が全体的に白く染まっており、あきらかな塊状物があるようにはみられませんでした。
さらに付近の下顎の犬歯の部分をみてみます。
一枚目は右下の犬歯で二枚目は左下の犬歯です。
少しわかりづらいですが、次の画像をみてみましょう。
これは一枚目の写真ですが、青い線でなぞっている部分が下顎の骨で、赤い線で囲っている部分が犬歯です。
これを、二枚目の画像と比較してみてみると、一枚目の犬歯の根元が抜けているようにみえ、溶けているのがわかります。
なので、下顎の犬歯が歯根膿瘍になっており、そこからの炎症で顎の先端が腫れている可能性が高まりました。
歯科処置で抜歯をしたところ、2〜3日で腫れは引いてきました。
今回は、炎症性の腫れだったので、処置後に改善が見られましたが、腫瘍の可能性ももちろんあります。
飼われている動物達に少しでも腫れを感じたら、
まずは病院に連れていきましょう。
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL