動物病院コラム
2017年7月23日 日曜日
固いものを噛んでいると・・・
イヌは色々なものを噛むのが大好きです。柔らかいものから硬いものまで、目の当たりにするもの全てを対象にしているワンちゃんもいることでしょう。
では、噛む理由とはなんでしょうか? それは、歯の生え変わりによる違和感だったり、知的好奇心だったり、暇つぶしだったり、ストレス発散だったりと目的はさまざまだと言われています。
時には噛んだものが歯の強度よりも勝っていて、歯が損傷してしまうこともあります。
とあるワンちゃんが目の下が急に腫れてきたという主訴で来院されました。左眼の下が腫れていて、口を見ると歯石が付着していました。
後日、歯石除去の処置を行いました。
その時の写真がこちらです。
大きな歯(第4前臼歯)の中央に黒く窪んだところが有ります。この窪みの周りは表面(エナメル質)が剥がれていました。そしてこの窪みから歯髄(歯の中心部)まで感染して、歯根部まで炎症をおこして顔が腫れていたのです。
オーナーさんに確認したところ、幼い時から何でも噛む性格だったそうです。
いろいろと噛んだりするワンちゃんは定期的にお口のチェックを心がけましょう
獣医師 高木
では、噛む理由とはなんでしょうか? それは、歯の生え変わりによる違和感だったり、知的好奇心だったり、暇つぶしだったり、ストレス発散だったりと目的はさまざまだと言われています。
時には噛んだものが歯の強度よりも勝っていて、歯が損傷してしまうこともあります。
とあるワンちゃんが目の下が急に腫れてきたという主訴で来院されました。左眼の下が腫れていて、口を見ると歯石が付着していました。
後日、歯石除去の処置を行いました。
その時の写真がこちらです。
大きな歯(第4前臼歯)の中央に黒く窪んだところが有ります。この窪みの周りは表面(エナメル質)が剥がれていました。そしてこの窪みから歯髄(歯の中心部)まで感染して、歯根部まで炎症をおこして顔が腫れていたのです。
オーナーさんに確認したところ、幼い時から何でも噛む性格だったそうです。
いろいろと噛んだりするワンちゃんは定期的にお口のチェックを心がけましょう
獣医師 高木
投稿者 香椎ペットクリニック | 記事URL
2017年7月12日 水曜日
大腸の内視鏡
今回は内視鏡症例のご紹介です。
便に鮮血が混じる、との主訴でセカンドオピニオンで来院されました。
直腸の触診にて塊状病変を触知、オーナー様と協議の末、内視鏡検査を実施することになりました。
上の写真は直腸の内視鏡画像です。
白矢印は、直腸粘膜に発生した塊状病変です。
手術による完全摘出・根治が可能と判断し、そのまま摘出を行いました。
病理の結果は「大腸腺腫」、良性の腫瘍でした。
当院では高性能なデジタル内視鏡を駆使し、
上部消化管内視鏡や、今回のような下部消化管内視鏡だけでなく、
膀胱や中耳までも観察が可能です。
もちろん内視鏡だけでなく、80列のCTなどの画像診断と合わせて、
より精度の高い診断・治療を行います。
ひとつの症状でも、獣医師によって検査・治療の方針が異なることも多々あります。
セカンドオピニオンも受け付けておりますので、
お気軽にご相談ください。
獣医師;河野
便に鮮血が混じる、との主訴でセカンドオピニオンで来院されました。
直腸の触診にて塊状病変を触知、オーナー様と協議の末、内視鏡検査を実施することになりました。
上の写真は直腸の内視鏡画像です。
白矢印は、直腸粘膜に発生した塊状病変です。
手術による完全摘出・根治が可能と判断し、そのまま摘出を行いました。
病理の結果は「大腸腺腫」、良性の腫瘍でした。
当院では高性能なデジタル内視鏡を駆使し、
上部消化管内視鏡や、今回のような下部消化管内視鏡だけでなく、
膀胱や中耳までも観察が可能です。
もちろん内視鏡だけでなく、80列のCTなどの画像診断と合わせて、
より精度の高い診断・治療を行います。
ひとつの症状でも、獣医師によって検査・治療の方針が異なることも多々あります。
セカンドオピニオンも受け付けておりますので、
お気軽にご相談ください。
獣医師;河野
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