動物病院コラム
2018年3月 1日 木曜日
CT検査vol.9
今回も前回に引き続き、腫瘍が発生した犬の症例を紹介したいと思います。
今回は肺の腫瘍です。
肺の腫瘍は、乳腺腫瘍などの肺以外の場所で発生した腫瘍の転移で、
後発的に発生することが多いです。
また、原発性の肺腫瘍は比較的少ないですが、
腺癌といった悪性のものが多いです。
今回の症例は肺以外に腫瘍は見つからず、おそらく原発性の肺腫瘍が疑われます。
写真はCTで撮影した3D画像ですが、
右の後葉の一部にポコっと丸いものが見えるのが確認できると思います。
上の写真は横からの断面画像ですが、
色々な角度からCT画像を確認しても、
肺に発生した腫瘍は幸いにもこの一ヶ所だけのようで、
手術で腫瘍が発生している部分の肺を切除することができそうです。
肺の腫瘍は、小さいものだとレントゲンでは見つけることが難しいですが、
CTでは、レントゲンでは確認できないような小さな腫瘍を見つけることができます。
腫瘍は早期発見が大事です。
当院のCTであれば無麻酔で撮影することも可能なので、
是非一度、健康診断としてCT検査を受けてみてはいかがでしょうか。
獣医師 木場
今回は肺の腫瘍です。
肺の腫瘍は、乳腺腫瘍などの肺以外の場所で発生した腫瘍の転移で、
後発的に発生することが多いです。
また、原発性の肺腫瘍は比較的少ないですが、
腺癌といった悪性のものが多いです。
今回の症例は肺以外に腫瘍は見つからず、おそらく原発性の肺腫瘍が疑われます。
写真はCTで撮影した3D画像ですが、
右の後葉の一部にポコっと丸いものが見えるのが確認できると思います。
上の写真は横からの断面画像ですが、
色々な角度からCT画像を確認しても、
肺に発生した腫瘍は幸いにもこの一ヶ所だけのようで、
手術で腫瘍が発生している部分の肺を切除することができそうです。
肺の腫瘍は、小さいものだとレントゲンでは見つけることが難しいですが、
CTでは、レントゲンでは確認できないような小さな腫瘍を見つけることができます。
腫瘍は早期発見が大事です。
当院のCTであれば無麻酔で撮影することも可能なので、
是非一度、健康診断としてCT検査を受けてみてはいかがでしょうか。
獣医師 木場
投稿者 香椎ペットクリニック